Instagram(インスタグラム)の運用ってどうしたらいいの?
分析した結果をもとに、投稿内容を見直したいな…
この記事では、Instagram(インスタグラム)運用において、定量的な分析をするやり方を知りたい人に向けて、Instagram分析ツールを紹介します!
新規顧客獲得のための集客ツールや新商品のPRの場として使えるSNSですが、ただ投稿しているだけでは効果を得ることができません。
Instagram運用を行い効果をあげるためには、定量的な分析・検証がとても重要となってきます。
たくさんあるInstagram分析ツールの中から、自分のアカウント運用方法やスタイルに合ったインスタ分析ツールを見つけるためのポイントや方法、初心者からビジネスユースにおけるおすすめツールの紹介まで、幅広くお伝えします。
この記事を読み終わったら、早速利用してみましょう!
>>SocialDogの機能や評判、活用方法を解説|Twitter運用ツールはソーシャルドッグだけでOKです
Instagram分析とは?ツール利用の意義や何回やるべきかを解説します
Instagram(インスタグラム)分析ツールとは、あなたやあなたが運用するアカウント、ひいてはビジネス(商品・サービス)の認知拡大・ターゲットアプローチを効率的におこなうために必要なデータをチェックできるツールです。
投稿データへの反応やフォロワーの属性を視覚的に理解できるほか、ツールによっては競合アカウントのデータを収集・分析することも可能です。
では、そもそもなぜ分析が必要なのでしょうか?また、何度も分析しなければならないものなのでしょうか?初心者が疑問を抱きやすいこれらの話題から、お話を進めます。
Instagram分析はなぜ必要?→あなたのターゲットに有益な情報を届けるために必要!
Instagram分析ツールを使わない場合、何が困るのでしょう?
想像してみてください。あなたの投稿は適切に行われているでしょうか?
いつ投稿すればいいのか、何回投稿すればいいのか、どんな内容を投稿すればいいのかなど、根拠を持って答えることができるでしょうか。
こういった情報を押さえないまま投稿しても、せっかく時間をかけて作った投稿が無駄になってしまいかねません。
最悪の場合、ユーザーとの接点を失ってしまうでしょう。
Instagram分析ツールは、あなたをフォローしてくれているユーザーに質の高い投稿をお届けするために不可欠なのです。
ユーザーの声なき声をデータを頼りに探り出し、データドリブンなインスタ運用をおこなうことによって、ユーザー目線の情報発信ができるようになります!
Instagram分析は1回で終わるものではありません!継続的におこなう必要があります
Instagramは、単なる情報発信ツールではありませんし、「映える」コンテンツを投稿するだけのツールでもありません。
視覚的にユーザーに訴えかけ、行動の変化を促すことが可能なマーケティングツールという側面があります。
つまり、あなたの使い方次第で、ユーザーに商品購入・サービス申し込み、口コミ投稿などのポジティブな行動を取ってもらうことが可能になるのです。
しかし、1回分析したくらいでうまく運用ができるでしょうか…?
答えはNoです。運用のためには継続的・定期的な分析や検証が必要です。
ここまで読むと、大変そうに聞こえるかもしれませんが、実際大変な作業です。
この大変な作業を効率的におこない、企画・戦略の立案やクリエイティブな投稿づくりに時間を割くためにもInstagram分析ツールを使用して、効率的・効果的に進める必要があるのです。
ここからは、Instagram分析におすすめの分析ツールを8つご紹介します。
おすすめのInstagram分析ツール9選
【公式】Instagramインサイト|初心者は絶対使いたい無料の分析ツール
Instagram運用を始めたばかりであれば、無料で利用できる「Instagramインサイト」の導入から始めましょう。
「Instagramインサイト」は、自社アカウントの詳細情報を把握できるInstagram公式の分析ツールです。
「設定」→「アカウント」→「プロアカウントに切り替える」の順に選択してください。
カテゴリー選択が求められますので、自分のアカウントに合ったものを選ぶようにしてください。
現在、ビジネスアカウントとクリエイターアカウントのみ対応しています。
ビジネスアカウントとクリエイターアカウントのどちらを選んでもInstagram インサイトを使い始められますが、「クリエイター」は個人向け、「ビジネス」は企業向け、と考えるのがわかりやすいです。
いくつか入力項目がありますが、本記事では割愛します。
使い方はとても簡単で、Instagramアプリの「プロフィール」ページから、「インサイト」を選択するだけです。
確認できる主な指標は、次のとおりです。
指標 | 概要 |
リーチしたアカウント数 | 過去7日間、14日間、または30日間のに投稿を閲覧したユニークアカウント数のことです。フォロワーではないアカウントが何%含まれているかも表示されます。 |
合計フォロワー | フォロワーの増減、地域別の属性、年齢層、アクティブな曜日・時間帯などがわかります。*フォロワー数が100名以上の場合のみ |
コンテンツでのインタラクション | 投稿に対して「いいね!」や保存数・コメント・シェア・リプライなどのアクションをとった数がわかります。 |
無料の分析ツールではありますが、基本的なKPIを網羅していますので、Instagram運用に必要な最低限の情報を収集・分析・検証することができます。実際の運用で必要なKPIを見極めたいときや、分析ツールに求める機能を探したいときに便利です。
Iconsquare(アイコンスクエア)
Iconosquareの概要
Iconosquareは、投稿数、「いいね!」数、コメント数、フォロワー数、直近7日間のフォロワー数の増減、月間のフォロワー数の増減、投稿頻度などを視覚的にわかりやすく整理した分析ツールです。
分析結果をわかりやすく可視化してくれるので、レポーティング機能に優れていると言えるでしょう。
上司への報告や、取引先へのレポート提出にも使いやすいつくりになっています。
一点、難点を挙げるとすると、英語とフランス語のみ対応なので、日本語のUIが良いという人には向いていません。
Iconosquareの料金プラン
Iconosquareの料金プランは以下のとおりです(いずれも年払いの場合の価格を記載)。
Pro版(For Small Businesses and Professional Marketers): 月額$49
Advanced版(For Marketing Teams): 月額$79
Enterprise(Best For Agencies): 月額$139
AISIGHT(アイサイト)
AISIGHTの概要
AISIGHTは、Instagramを積極活用する大手企業をはじめ、多くのビジネスシーンで活用されているInstagramアカウント分析ツールです。
特にハッシュタグ分析に強みがあります。一般的に、ハッシュタグ分析は難度が高い分析方法とされています。
ハッシュタグ同士の関連性をロジカルに理解し、投稿に付けられたすべてのハッシュタグに関してバランスを見極めながら分析する必要があるからです。
AISIGHTの場合は、AIデータを活用してハッシュタグ分析を実行してくれます。Instagram版のSEO分析ツールというポジションです。
[引用元] https://aiqlab.com/aisight/
探索的なデータ分析にも向いており、各指標を定量的に比較しやすいように、エクセルのようにフィルタリング/ソートできる表示機能が備えられています。
これによって複雑な分析にも取り組みやすくなっている点も魅力的です。
[引用元] https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000037916.html
AISIGHTの料金プラン
AISIGHTの料金プランは公開されていません。
したがって、資料請求時に担当者へ問い合わせる必要があります。
Aista(アイスタ)
Aistaの概要
Aistaは、国産のInstagram特化型分析ツールです。
ハッシュタグ分析や投稿時間帯の可視化、ユーザー同士のつながり分析、投稿分析などが可能です。
レギュラープランとプレミアプランの2種類があり、プレミアプランはInstagramキャンペーンハッシュタグ分析ができるのが特徴的で、従来では計測しづらかったInstagramキャンペーンの効果をわかりやすく検証することが可能です。
Aistaの料金プラン
レギュラープランとプレミアプランの2種類があります。現在、レギュラープランは、このあとご紹介するSloooothにプラン統合されています。過去の料金設定は、月額10,000円だったようです。
プレミアプランの場合は、月額300,000円でご利用可能です。
Slooooth(すろ~す)
Sloooothの概要
Aistaの進化版がSloooothです。
時間がかかる!時間を取られる業務はSloooothにお任せ!
あなたの大事な時間を生産性の高い業務に使ってください!
それ以外にも以下の業務をワンストップで!時間短縮!効率アップ!
と公式サイトに記載があります。
この謳い文句を具現化しているのが、1クリックで50枚以上のレポート作成をしてくれるレポーティング機能です。
[引用元] https://home.slooooth.com/#featureArea
また、何といっても「日本初の予約投稿機能を実装」は見逃せないポイントです。
[引用元] https://home.slooooth.com/#featureArea
Sloooothの料金プラン
料金プランはひとつだけで、月額8,800円(税込)です。初期費用は無料です。
いまなら、導入ガイダンスを受けると1か月無料で利用できます。
GRASIS(グラシス)
GRASISの概要
GRASISは集客・送客効果を高めるために最適なハッシュタグや投稿への反応が集まりやすい曜日・時間帯を自動で提案してくれます。
また、他社アカウントの全文検索機能や、競合他社の投稿の比較分析機能なども、投稿作成の参考にすることができます。
競合アカウントの検索・分析機能により、競合が「成功」した投稿事例を抽出・分析・可視化できます。
これによって、より質の高い効果的な投稿づくりのPDCAサイクルを高速で回すことができるようになります。
GRASISの料金プラン
GRASISには7日間の無料トライアルが用意されています。
検討してみたい人は、まずはトライアルから始めるのが良いでしょう。
料金プランは複雑なので、どの機能が必要かは担当者に相談するのが良いでしょう。
[引用元] https://grasis.jp/
comnico Marketing Suite(コムニコ マーケティングスイート)
comnico Marketing Suiteの概要
comnico Marketing Suiteは、複数のSNSを一元管理することで、SNS運用における投稿管理や効果測定などの作業負荷を大幅に軽減し、より安全で安定した運用をサポートするクラウドツールです。
Instagram、Facebook、Twitterに対応しています。
Instagram分析では、ストーリーズ分析にも対応しており、投稿ごとのリーチ・インプレッション数などを分析可能です。
comnico Marketing Suiteの料金プラン
comnico Marketing Suiteには14日間の無料トライアルが用意されています。
検討してみたい人は、まずはトライアルから始めるのが良いでしょう。
有料プランの料金は、月額45,000円~です(*年契約の場合)。別途、初期費用として100,000円かかる点に注意しましょう。
3アカウントまで追加料金なしで使え、競合アカウントの登録は各SNS10アカウントまで追加料金なし、ユーザー数も10人までは追加料金なしと、基本料金内で柔軟な使い方が可能です。
Social Insight(ソーシャルインサイト)
Social Insightの特徴
Social Insightは、Instagram・Twitter・Facebook・YouTube・LINE・Pinterest・TikTok・mixiに対応した総合的なSNS分析ツールです。
国内SNSユーザー2,600万アカウント、企業Facebookページ120万ページ、数百億件の投稿データ、5,500万枚の写真、220万本の動画など、国内トップクラスのソーシャルビッグデータを保有しています。
特定のキーワード、記事URL、ドメイン、ハッシュタグを指定すると、キーワードを含む投稿を収集し、テキストマイニングして可視化することができます。つまり、投稿に含まれる単語の出現頻度や関係性を分析することで、ユーザー行動や思考を可視化できるのです。
また、それらの投稿をおこなったユーザーの属性や地域分布なども推測して集計します。
Social Insightの料金プラン
Social Insightには「ビジネス版」と「エンタープライズ版」の2種類の料金プランがあります。
しかし、その詳細は公開されていません。
詳しくは資料請求し、担当者に問い合わせてみてください。
SINIS(サイニス)
SINISの概要
SINISは、自他社(者)のInstagram アカウントの各種データやハッシュタグごとの投稿数など、さまざまな角度から分析できるツールです。
Excelレポートを自動的に作成してくれる機能を備えているため、上司や取引先に提出するレポート作成工数を大幅削減することが可能な点も魅力的です。
大手企業での導入実績が豊富な点も安心材料です。
SINISの料金プラン
[引用元] https://sinis.jp/
料金プランは3種類あります。
まずは、LITEプランについて。
無料で始められるプランなのですが、Instagram インサイトのデータをPCで管理できる機能しか利用できないので、あくまでもお試し用です。
先ほど述べた、レポート自動作成機能も使うことができません。
次に、STARTERプランとPROFESSIONALプランについて。
それぞれ、月額 10,000円、 50,000円で使用できるプランです。
両者とも、InstagramインサイトのデータのPC管理やレポート自動生成、競合他社アカウントの分析などができる点は共通しています。
PROFESSIONALプランとSTARTERプランの違いは、以下2つの機能の有無です。
- 「指定ハッシュタグ調査」機能
指定した最大10個のハッシュタグの投稿数や、そのハッシュタグをつけた人気フィードの投稿に対する「いいね!」や「コメント」の数を確認することができる機能です。詳細は、「指定ハッシュタグ調査」機能をご確認ください。
- 「ファンユーザーリスト」機能
自分のアカウントにタグ付けや@mentionedをしたユーザーの一覧が表示される機能です。詳細は、「ファンユーザーリスト」機能をご覧ください。
また、分析ツールと合わせて、アカウントのコンサルティングを任せられるプランも用意されています。
[引用元] https://sinis.jp/
Instagram(インスタグラム)分析ツールを使った分析のポイント
ここまで、Instagram分析に使えるツールをご紹介してきましたが、実際の分析ではどんな指標をチェックすれば良いのか分からない、という人も少なくないでしょう。
ここからは、Instagram分析ツールを使った分析のポイントについて、3つに絞ってお話します。
- KGIを決める
- KPIを決める
- 見るべき指標が分析できるツールを選ぶ
以下、詳しく解説していきます。
KGIを決める
KGIとは?
Instagram分析ツールにはさまざまな種類があり、ツールごとに得られるデータや分析項目が異なります。また、Instagramのアカウント運用で実現したいことによって、重視すべき指標が異なります。
つまり、目的に合ったツールを選ばなければ、無駄な時間を過ごしてしまうことにつながりかねません。
そこで重要になるのが “KGI(Key Goal Indicator)” です。
KGIとは、日本語で言うと「重要目標達成指標」のことです。
…ちょっとわかりにくいですね。もう少しかみ砕いて説明します。
Instagram運用で施策を実施したときに、最終的に達成したい目標をクリアできているかを評価するときに必要になる明確な指標のことです。
例えば、Instagramを通じてオンラインショップ(EC)の売上を高めたい、というシーンを想像してみてください。
KGI設定の事例1|オンラインショップ(EC)の売上を増やしたい場合
Instagramは、ショッピング投稿やストーリーズ投稿からオンラインショップ(EC)に送客できます。
したがって、Instagram経由で売上が発生しえるということです。
この場合、KGIとしては「オンラインショップショップ(EC)の売上金額」が候補に挙げられるでしょう。
Instagramを集客チャネルとして活用しているD2C企業や、商品数が多く購入頻度が高いEC企業に有効な指標といえます。
KGI設定の事例2|ブランドなどの認知度を向上させたい場合
ブランド認知度向上を目的としたInstagramアカウント運用においては、「認知度」や「想起率(特定のブランドや企業を何かのきっかけで思い出した人の割合)」がKGIとなりえるでしょう。
少し具体的に言うと、「30代男性の認知値を10%上げる」など、具体的な目標値設定が重要です。
一方で、ブランド認知度はInstagramだけで向上するわけではありません。各種広告媒体(Twitter広告やリスティング広告など)にも予算投下しなければならないケースも少なくないでしょう。
したがって、ユーザーのクチコミ(UGC:User Generated Content)を創出することがポイントとなってきます。
「UGCを生み出した投稿からのアクセス数の広告費換算額」をKGIとして採用するのも一手だと言えます。
KPIを決める
KPIとは?
KPI(Key Performance Indicators)は、日本語で言うと重要業績評価指標のことです。
KGI達成のためにはいくつか達成せねばならない数値目標があります。
たとえば、「売上○○円UP」をKGIとした場合は、「客単価をXX倍にする」「来客数をYY倍にする」といった数値目標が必要でしょう。
つまり、KPIとは、最終目標であるKGIを各プロセスでどれだけ達成できたかを評価するための数値のことなのです。
KGI同様、具体的な値を決める必要があります。
Instagram分析における主要KPI8選
KPIの種類 | KPIとなる値の例 |
フォロワー数 | アカウントをフォローしているユーザーの数(アカウント数)です。Instagramインサイトのフォロワー分析画面では、フォロワーの年代別比率や性別などの属性データを確認することができます。 |
インプレッション | 投稿が閲覧された回数の合計を表示します。同じユーザーがあなたの投稿を2回見た場合、2回とカウントされます。 |
リーチ | あなたの投稿を見たユーザーの数です。同じ人に複数回見られた場合は重複としてカウントされないため、実際に何人の人がその投稿を見たか(ユニークユーザー数)の指標として扱うことができます。 |
いいね数・いいね率 | 投稿に対してつけられた「いいね!」の数や、フォロワー数に対する「いいね!」の割合の指標です。 |
エンゲージメント数・エンゲージメント率 | 投稿に対して「いいね!」やコメント、保存などのアクションが実行された回数の指標です。フォロワー数とリーチ数を分母として計算することで、「エンゲージメント率」を算出することができます。 |
ハッシュタグ投稿数 | ハッシュタグとは、Instagramでの投稿のテキスト部分に入れるタグ(#○○○○)のことです。つまり、ハッシュタグ投稿数は、ユーザーが特定の商品・サービス、店舗名などをハッシュタグ化して投稿してくれる数を指します。 |
Webサイトクリック数 | プロフィール欄のWebサイトリンクをタップした合計回数を指します。 |
UGC(User Generated Content)投稿数 | 商品やサービス、店舗名などに関して、ユーザーのクチコミを生み出している投稿数を指します。 |
主要KPIの組み合わせ方
「認知拡大」、「購入数の増加」、「興味関心の獲得」の3つのKGI(実際は、〇円UPや×%pt向上などの数値化が必要です!)を例に、前述のKPIをどのように組み合わせたら良いかを例示します。
KGI | 認知拡大 | 購入数の増加 | 興味関心の獲得 |
KPI-1 | リーチ数 | Webサイトクリック数 | UGC投稿数 |
KPI-2 | インプレッション数 | エンゲージメント数 | いいね数・いいね率 |
KGIに合わせて、ロジカルにKPIを設定することが必要なのです。
見るべき指標が分析できるツールを選ぶ
さまざまなInstagram分析ツールがあるため、設定したKGIやKPIをもとに、選定基準を明確化することが大切です。
分析ツールの選定基準は、以下7つの比較ポイントを参考にして決めていきましょう。
- 無料で使い続けられるか?有料でなければ使いづらいか?
- 無料でトライアル利用可能な期間が設けられているか?
- 日本語化されているか?単なる翻訳になっていないか?
- Twitterなどの他SNSも含めて分析することができるか?
- アカウント運用に必要なKPIを測定可能か?
- レポート作成に使いやすい機能が備わっているか?
- マニュアル等のサポート体制があるか?充実しているか?
特に、最後の3点が重要です。
まず、「アカウント運用に必要なKPIを測定可能か?」について。
分析ツールの使用が目的化するとき、誤ったツール選択をしてしまう悲劇が起こることがあります。
何のために分析をするのかを、いま一度考えてみましょう。KGI達成のために、KPI計測ができなければ、Instagram分析ツールを導入する意味がなくなってしまいます。
また、「レポート作成に使いやすい機能が備わっているか?」については、Instagram分析は継続的におこなうのが重要だとお伝えしましたが、その話題に関連します。
ビジネスシーンでInstagram運用を行う場合、上司への報告レポートが求められます。その際、指標をエクスポートしづらいなど、レポートに必要な数値を抜いてくるのが面倒だと、非常にストレスフルです。
個人利用の場合であっても、重要指標をまとめてみることができないと、数字を見る癖がつく前に面倒になってしまうでしょう。
最後に、「マニュアル等のサポート体制があるか?充実しているか?」について。
Instagram分析ツールに限った話ではありませんが、ツールは使い始めが一番大変です。
そんなとき、色んな情報ソースをたどって使い方をマスターしていくのも重要な修得方法のひとつではあるのですが、効率的とは言い難いです。
公式サイトで充実したマニュアルやオウンドメディアを持っている場合、正確な情報を体系的に得ることができるので、効率よく熟達していくことができます。
なお、4番目に挙げた「Twitterなどの他SNSも含めて分析することができるか?」は一長一短です。
さまざまなSNSの管理運用ができるツールよりも、特定のSNSに特化したツールの方が高機能というケースが多くあるからです。
たとえば、Twitterアカウント運用の場合は「SocialDog(ソーシャルドッグ)」というコストパフォーマンスバランスに優れた国産の高機能サービスがありますが、さまざまなSNSを管理できるツールでは、SocialDogほどの機能は持ち合わせていません。
個人的には、見るべき指標の方針転換に耐えられる特化型で始めてみて、必要に応じてオールインワン型に切り替える、という方法をおすすめします。
スマートで効率的な Twitter アカウント運用ツール SocialDog
まとめ|Instagram(インスタグラム)分析ツールを活用してデータドリブンなアカウント運用を
Instagramは、視覚的にユーザーに訴えかけ、行動の変化を促すことが可能なマーケティングツールです。
アカウントを効率的・効果的に運用するためには、
- KGIを決める
- KPIを決める
- 見るべき指標が分析できるツールを選ぶ
という3つのポイントをおさえる必要があります。
まずは、Instagram公式の「Instagramインサイト」から使い始めてみて、特化型に移行し、必要に応じてオールインワン型に切り替えるという利用方法をおすすめします。