色彩検定は、色に関する知識を体系的に身に付けたい人、Webデザインやファッションなど色にまつわる仕事をしたいと考えている人、就職活動・転職活動に役立てたいと考えている人に人気の資格です。
特に2級は、ビジネスシーンにおいても役立つ知識レベルまでをカバーしているため、UC級(色のユニバーサルデザインに関する色彩検定の級)とあわせてオススメしたい資格です。
現在、色彩検定2級の受験を考えている人の中には、
「色彩検定2級って独学でも合格できる?」
「合格率ってどれくらいなのかな...」
といった悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、色彩検定2級を独学で合格するための勉強法を解説していきます。この記事を読めば、どのように勉強すれば色彩検定2級に独学で合格できるのかというビジョンが見えてきます。
試験の難易度的にも独学で十分合格できるので、ぜひチャレンジしてみてください!
色彩検定2級は独学でも合格可能
色彩検定2級は独学でも十分に合格できる難易度です。
2018年~2020年に行われた色彩検定2級の合格率は以下のようになっています。
実施年 | 志願者数 | 合格者数 | 合格率 |
2020年 | 9,466人 | 7,346人 | 77.6% |
2019年 | 12,666人 | 8,537人 | 67.4% |
2018年 | 11,631人 | 7,839人 | 67.4% |
出典:JQOS.jp日本資格取得支援 色彩検定(https://jqos.jp/koteki/shikisaikentei)
上記の表を見ればわかるように、試験を受けた方の約7割が合格できる程度の難易度です。
これだけ合格率が高い要因として色彩検定の合格ラインが各級で70%前後とそこまで高くないことが挙げられます。
実際に色彩検定2級を独学で合格される方は多いためチャレンジする価値は十分にあります。
色彩検定2級で独学に必要な期間
色彩検定2級を独学する際に必要な期間は約1ヶ月です。
これ以上に短い期間で合格しようとすると生活リズムを崩してしまう恐れがあります。
また、反対に時間をかけてすぎてしまうとモチベーションの維持が難しかったり覚えたことを忘れたりといった問題が発生します。
平日に1~2時間、土日・祝日に4~5時間程度の勉強を意識して約1ヶ月勉強を行うようにしましょう。
色彩検定2級で独学におすすめのテキスト
色彩検定2級を独学する際には公式が販売しているテキストがおすすめです。
色彩検定の試験問題はこの公式テキストの内容に沿って出題されます。
実際に色彩検定協会が2014年の2級合格者に行ったアンケートでは、8割の方が公式テキストを利用していたというデータも。
公式以外にも販売されているテキストはありますが、わざわざ公式テキスト以外のものを購入する必要はありません。
色彩検定2級を1ヶ月で独学合格する勉強方法
先ほども述べたように、色彩検定2級を独学で合格を目指すなら勉強期間1ヶ月での受験をおすすめします。
ここでは色彩検定2級を1ヶ月で独学合格するための勉強方法を1~4の手順で解説していきます。
- 公式テキストを購入してサクッと1周読む【1週間】
- 苦手な部分を重点的に再度読み直す【1~2週間】
- 最後にもう一度公式テキストを1周読む【1週間】
- 全問正解するまで過去問を何度も繰り返す【1週間】
公式テキストを購入してサクッと1周読む【1週間】
まずは公式テキストを購入してサクッと1周読んでみましょう。
どんな問題が出題されるのかを意識しながら記憶していき、色彩検定の全体像をつかむことが大切です。
このとき既に知識を持っていて間違えようのない分野に関して○印をつけておいてください。
苦手な部分を重点的に再度読み直す【1~2週間】
公式テキストを1周読み終えてある程度記憶したら、苦手な部分を重点的に再度読み直しましょう。
この苦手な部分は先ほど○印をつけていない部分のことです。
テキストのすべての分野で○印がつくまで何度も読み返すことで苦手分野がなくなっていきます。
最後にもう一度テキストを1周読む【1週間】
テキストのすべての分野で○印をつけられるまで記憶できたら最後にもう一度テキストを読み直しましょう。
このときすべきことは「本当にすべて記憶できているのか」という確認です。
万が一、怪しい部分が見つかった場合はノートに書き出したり付箋をしたりして、すぐ記憶できるようにしてください。
全問正解するまで過去問を何度も繰り返す【1~2週間】
1~3の手順をすべてクリアしたら、あとは全問正解するまで過去問を何度も繰り返すだけです。
色彩検定の過去問は公式から各級販売されています。
試験問題と解答だけでなく丁寧な解説もついているため間違えた問題もしっかりとした正しい根拠で記憶できます。
出題傾向は毎年大きく変わることがないことから、過去問を迷いなく解答できるようになれば本番も問題ないでしょう。
色彩検定2級を独学合格するためのコツ
色彩検定2級を独学で合格するためのコツは3つあります。
これらのコツを意識しながら1ヶ月間の勉強を進めてみましょう。
- スケジュール管理を徹底する
- 毎日継続して勉強を進める
- スキマ時間での勉強にアプリを使用する
スケジュール管理を徹底する
色彩検定2級を独学で合格するためにはスケジュール管理が大切です。
このスケジュール管理とは、1ヶ月の勉強期間の中でどのように学習を進めて行くのかという配分をいいます。
先ほど「色彩検定2級を独学で合格する勉強方法」で1ヶ月の手順を示しましたが、個人によって理解度に差が生じるため、ある程度自分に合うように調節が必要です。
勉強時間を確保できなかったり記憶が苦手だったりする方は加えて1~2週間程度の余裕を持っておくと安心です。
毎日継続して勉強を進める
色彩検定2級を独学する上で最も難しいのがモチベーションの維持です。
合格したいと思っていても、ついつい怠けてしまうのが人間というもの。
「明日、今日の分もやれば同じでしょ...」という悪魔の声に吊られたことがある方も多いでしょう。
何があっても毎日継続するという決まりを作っておけば、先ほどのスケジュール管理通りに勉強を進められます。
スキマ時間での勉強にアプリを使用する
通勤・通学中や昼休憩などのスキマ時間にアプリを使用しての勉強もおすすめです。
中々テキストを開きにくいような環境でも、アプリならカンタンに勉強を進められます。
しかし、色彩検定協会ではアプリの提供を行っていません。
スキマ時間でアプリを活用したい方は「オンスク.jp」というオンライン講座アプリを使用しましょう。
すべての講座および問題を使用できるようにするには月額720円が必要ですが、万が一落ちた場合に検定料10,000円が再度必要になることを考えると使用する価値は十分にあります。
AndroidおよびiOSどちらにも対応しているためスキマ時間がある方はぜひ検討してみてください。
▼オンスクアプリ
まとめ
この記事では色彩検定2級を独学で合格するための勉強法について解説してきました。
色彩検定2級は2020年の合格率77.6%と独学でも十分に合格を狙える難易度となっています。
自身の生活リズムおよびモチベーションの維持を考えると、1ヶ月の勉強期間での受験がおすすめです。
以下の1~4の手順を参考にして勉強を進め、独学での合格にチャレンジしてみましょう。
- 公式テキストを購入してサクッと1周読む【1週間】
- 苦手な部分を重点的に再度読み直す【1~2週間】
- 最後にもう一度公式テキストを1周読む【1週間】
- 全問正解するまで過去問を何度も繰り返す【1週間】
色彩検定試験の受験を検討する際には、同時にカラーコーディネーターの資格取得を目指すのがコストパフォーマンスバランスに優れます。
キャリカレの通信講座には、色彩検定とカラーコーディネーターへの合格を同時に目指せる「カラーコーディネーター・色彩検定W合格講座」があります。
まったくの初学者であっても、最短1か月で合格を目指すことができるのが非常に魅力的なコース。
キャリカレは、不合格の場合は全額返金、合格の場合は2回目の講座を無料で提供するほど、合格サポートに自信があります。初めての方でも、わかりやすい教材で合格を目指せます。
これから色彩検定の勉強を始める方は、わかりやすい教材で無理なく合格に近付けるキャリカレを選んでみることをおすすめします。