デザイン心理学のおすすめ本を8冊厳選|デザイナーこそ心理学を勉強しよう

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デザイン心理学おすすめ本

この記事では、デザイン×心理学という観点から以下8冊の本をご紹介します。

  1. 心を動かすデザインの秘密
  2. 誰のためのデザイン?
  3. 買わせる心理学
  4. デザイン力の基本
  5. けっきょく、よはく。
  6. かわいい色の本
  7. 配色デザイン良質見本帳
  8. 3色だけでセンスの良い色

デザインと心理学のどちらも利用することで「なんか好きだな」「親しみやすいな」と自然に思ってもらえるデザインができるようになります。初心者の方でも理解できる「鉄板」の書籍から、心理学を少し知っている人が学びを深めるための書籍まで、幅広くご紹介します!

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心を動かすデザインの秘密 認知心理学から見る新しいデザイン学|発売年:2013.4.16

「よくよく考えると、なんで買ってしまったんだろう?」

気に入って購入したはずなのに、こんな気持ちになった経験はありませんか?そうなる理由を解説しているのが、この『心を動かすデザインの秘密』です。

「この商品を選んだ理由は、この心理作用だった」と、読み終わった後にすっきりとした感情を得ることができます。また、引用文献も豊富ですので、内容を深掘りしたい場合にも使える一冊です。たとえ話も豊富なので、現象・状況を想像しやすいつくりとなっているのも特徴的です。

誰のためのデザイン?認知心理学者のデザイン原論|発売年:2015.4.23

「使いにくいデザインは、なぜ生まれてしまうのか?」

認知心理学の観点から、そんな疑問に応えてくれる一冊です。

この本の最大の特徴は、人間中心のデザインを分かりやすくまとめているところになります。

「人間中心デザイン」「ヒューマンセンタードデザイン」など、デザインに興味がある人なら聞いたことがある単語だと思います。その中で、著者のノーマンが提唱しているのが「人間中心デザイン」になります。

人間中心デザインを分かりやすく説明すると、人間の行動や習性に合わせてデザインは作られるべきだという考え方のことを指します。例えば、調味料の瓶を振ることで中身が全部出てきてしまっても、それはデザインが良くなかったことが原因です。炊飯器を使おうとして、設定を間違えてしまった場合も、デザインに原因があります。

いくつも設定ボタンがあるのに、同じ形、同じ色で配置されていると間違えて押してしまうことも確かにあります。それを改善するのがデザインの役目です。人間の行動や習性を理解することで、デザインが人間に合わせる。これが人間中心デザインの考え方です。

この本では人間中心デザインの細部まで詳しく説明されており、どうやって知識をデザインに変えていくのか等が書かれています。最終的には、人間の脳に起こるエラー回路の話や、成功するデザインの話にまで至ります。

「そもそもデザインの役目とは」「人間に合わせるデザインの作り方」の興味がある人にオススメできる本です。

買わせる心理学 消費者の心を動かすデザインの技法61|発売年:2018.8.1

この本は、認知心理学や行動心理学の観点からデザインを解説しており、WEBデザインや制作、マーケティングに関わる人におすすめしたい一冊です。

インターネットでユーザーの購入意欲をどう高めることができるのでしょう?デザインだけに限らず、文章や画像の選定をどうすれば良いのかなど、この一冊を読むことでビジネスにすぐ取り入れることができるノウハウが詰まっています。

これからは、ネットで物を売る時代になっていきます。その中で「クレショフ効果」「コントラスト効果」「フィッツの法則」などといった心理効果をどう使うかで周りとの差が出てきます。マーケティングを学びつつ、デザインに隠された心理効果も知ることができます。身近な例えも取り入れているため、読みやすい一冊です。

簡単だけど、すごく良くなる77のルール デザイン力の基本(発売年:2019.8.8)

デザインの難しい知識はなくても、様々な角度からデザインを手軽に学びたいという方にオススメな一冊です。

デザインの基礎について分かりやすい説明で学ぶことができます。また、デザインの知識だけではなく「デザイナー初心者がやりがちなこと」に関するNGも載せているため、自分の失敗例と照らし合わせながら学ぶことができます。

デザイナーを職業にしている方でも実践的なスキルを身につけることができるので、中級者以上にもオススメな一冊になります。

この本を読むことで、先にご紹介したノーマンが提唱している「人間中心デザイン」の意味が分かりやすく理解できます。

けっきょく、よはく。余白を活かしたデザインレイアウトの本|発売年:2018.7,20

この本の最大の面白さは、登場人物に共感してしまうところです。

登場人物は2人で、新米のいまいちさん。ベテランデザイナーのしゅっと先輩。この2人が繰り広げる、デザイン初心者にあるあるな悩みや、言い訳の掛け合いによってすんなりと自分の中に入ってきやすい作りとなっています。

また、新米デザイナーのいまいちさんが作ったNGの作例も載っているため、いまいちさんと一緒に「どこがNGなのか」を考えることができます。

その後のしゅっと先輩の的確なアドバイスをもとに修正することもできる、まさしく実践型の本になります。

心理学については触れていない本になりますが、余白にはスマートに見せることができたり、デザインとしてユーザーが見やすくなったりする『ホワイトスペース効果』というものがあります。面白い掛け合いと共に、ホワイトスペース効果の新たな利用方法が思いつく一冊になります。

かわいい色の本 デザインと言葉の配色ブック|発売年:2017.6.9

「かわいいデザインを学びたい」

「かわいいデザインにしたい」

そんな声に応えるべく、かわいいデザインを集めた一冊です。「かわいい」を色々な細かなジャンルに分け、イメージ別の色の組み合わせを紹介しています。「かわいい」と思わず口に出してしまうデザインをこの一冊で学べます。

また、カラーコードなども載っているため、色に関する知識がなくてもカラーコードを利用することで簡単に活用できるのがこの本の特徴になります。WEBサイトにも使えますが、カラーコードを利用してイラストの作成や塗り絵など「かわいい」を趣味にしている方にオススメです。

「かわいい」という単語は、心理学の中でもまだまだ課題が多いのが事実です。しかし、共感性による「かわいい」を知って取り入れることで、自分自身で「かわいい」を考えるきっかけになる本になります。

配色デザイン良質見本帳 イメージで探せて、すぐに使えるデザイン集|発売年:2019.12.20

『配色デザイン良質見本帳』は、色の配色や配色による心理効果などを学べる一冊です。

ターゲット層へのアプローチも学べるため、デザインを学びつつマーケティングも学べるようになっています。

分かりやすい実例も載っており、配色デザインの基礎もしっかりと解説されています。

4つのパートから構成しており「イメージ・色の相性・トーン」など色々な見方でデザインを学べ、配色に悩んだときみることでヒントを得られる内容になっています。特にWEBデザインを中心に紹介しており、SNSやブログに使う画像作成をおこなっているデザイナーは、手元に置いておいた方が良いでしょう。

色と心理学は切ることができない関係にあるため、ビジネスアイコンを決めるときや、ブログ全体の改訂を行う際に役立てるものとなっています。

見てわかる、迷わず決まる配色アイデア 3色だけでセンスの良い色|発売年:2020.6.12

発売開始から一年で12万部を売り上げた3色に限定したデザイン本です。

この本のコンセプトは、デザインだけではなく「ファッション・イラスト・資料づくり」も3色でおしゃれにできるというものです。オシャレにまとまる配色アイデアの実例があるので、配色に毎回悩んでしまうブロガーにオススメできる本です。

また、見開きでテーマごとに3色の配色が分かるようになっており、その配色の面積も一目で理解できるため、デザインのバランスも学ぶことができます。

心理学では、色によってイメージの操作をすることを『色彩心理効果』と呼びます。この色彩心理効果を使う上で、いちばん多いのは2〜3色の「2〜3色戦略」というものです。IKEAやタリーズコーヒーなどもこの戦略を使っているので、ブログのデザインに取り入れる基準をこの本で学べ、何をユーザーに訴求していきたいかを考えることができます。

心地よい3色を見つけることで、自然と色彩心理効果も学べる一冊になります。

まとめ

今回は、デザイン×心理学のオススメ本を8冊ご紹介しました。

  1. 心を動かすデザインの秘密:なぜ買ってしまったのかを解消できる。
  2. 誰のためのデザイン?:人間中心デザインを学べる。
  3. 買わせる心理学:ビジネスにヒントを与えてくれる。
  4. デザイン力の基本:様々な角度からデザインを学べ、心理効果を考えることができる。
  5. けっきょく、よはく。:余白こそ、チャンスである。
  6. かわいい色の本:共感を呼びたいならこの一冊。
  7. 配色デザイン良質見本帳:色彩心理学の幅が広がる
  8. 3色だけでセンスの良い色:3色を制することで、新たな心理効果が得られる。

デザインと心理学は切り離すことができません。言い換えると、心理学を学ぶことによってデザイン力の向上につながり得ます。特に、デザイン×心理学の多くは、認知心理学に関連する話題が多いです。興味がある方は、ぜひ「認知心理学」について学んでみてください。

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