Webデザインでの素材集めに重宝する「Adobe Stock」。趣味や商用でデザインをする際には、欠かせない存在になっていますよね。
しかし、
「Adobe Stockの契約をしたものの、必要がなくなったので解約をしたい」
「これからAdobe Stockを契約する上で解約時の注意点をあらかじめ知っておきたい」
という方もいることでしょう。
今回は、そのような方々に向けて、「Adobe Stockの解約方法」について、手順や内容についてご紹介していきます。
Adobe Stockを解約する方法
Adobe Stockの解約方法は、非常に簡単です。すべての手続きをWeb上で済ませることが可能になっています。
手順1:Adobe Stock公式サイトのトップページにアクセスする
まずは、Adobe Stock公式サイトにアクセスしてから、トップページの右上にある「アカウント名」をクリックします。
クリックすると、現在契約している情報の管理画面が表示されます。
手順2:「プランを管理」を選択する
この管理画面では、Adobe Stockだけでなく、現在Adobeで契約している他のプランも表示されます。
Adobe Stockのみを解約したい場合には、Adobe Stockのプランを見つけ、その枠内にある「プランの詳細を確認」をクリックします。
手順3:プランを解約する
「プランの詳細を確認」をクリックすると、自動更新日や支払い予定日の確認画面になります。解約したい場合は、この中にある「プランを解約」を見つけてクリックします。
解約理由についての質問がありますが、どの項目を選択しても問題ありません。
手順4:解約するかの確認
解約理由についての質問が終了すると、「Adobe Stockのプランを解約することによる影響」が表示されます。具体的には、次のような内容になっています。
- 利用できなくなる未使用のライセンス数
- 特別料金の利用停止
- 違約金について
プランの更新月以外に解約したい場合には解約金が発生するので、途中解約手数料に関しても表示されるので注意しましょう。
手順5:特典の表示
次に、「解約をするのか?」「継続をするのか?」の確認が行われます。
Adobe社としては、どうにかして解約を思いとどまってもらいたいので、しつこく何度も尋ねてきます。
ただ、悪いことばかりではありません。解約を阻止して契約継続してもらうために、以下のような特典がオファーされます。
- 翌1か月の利用料金が無料
- 利用しているプランの割引(1年間)
無料期間は、2か月だったり6か月だったりする場合もあります。
このバリエーションについては、ユーザー側でコントロールできないのが残念ですが、どれも魅力的な特典でしょう。
特典次第では、解約をしないという選択も合理的と言えます。
手順6:解約終了
解約の手続きが完了すると、プラン画面からAdobe Stockの表示が消えます。さらに、登録しているアドレスに確認メールが届くので、内容を見て完了していることを確認しましょう。
Adobe Stockを解約してもAdobe ID自体は残るので、契約を継続している他のプランは引き続き使用が可能です。
それでも解約できないときには、チャットや電話で解約対応をしてもらえる
これらの手順を踏んでもうまく解約ができない場合や、質問や疑問がある場合には、チャットや電話によって解約について質問することも可能です。
聞きたいことに対して、直接に対応してもらえるので、安心して解約することができます。
Adobe CCメンバーシップをアップグレードしている場合
Adobe CCはAdobe社の20種類以上のアプリが使い放題になるお得なプランですが、通常のメンバーシップではAdobe Stockは含まれていません。
Adobe CCと一緒にAdobe Stock を使用したい場合には、Adobe CCとAdobe Stockの契約を別々に行うか、Adobe CCメンバーシップをアップグレードするという方法があります。
Adobe CCメンバーシップをアップグレードしている場合にAdobe Stockだけを解約したい場合には、「解約」ではなく、Adobe CCメンバーシップの「変更」になります。
手順2の「プランを管理」の画面のときにAdobe CCのプランを変更するだけで、Adobe CCメンバーシップからAdobe Stockを削除することができます。
詳細は、以下のヘルプページをご覧ください。
Adobe Stock解約時に解約料や違約金がかかる?
Adobe Stockを解約しようと思ったときには、いつでも解約が可能です。しかし、場合によっては、解約料がかかる場合があります。
キャンセル料・違約金がかからないケース
Adobe Stockを解約する場合には、Adobeカウントページから手続をおこなうか、カスタマーサポートに連絡することになります。
その際、初回注文後14日以内に解約する場合ならば、すべてのプランにおいて、支払った料金は全額返金されます。
しかし、14日が経過してから解約する場合には、サービスはその月の契約期間の終わりまで継続されますが、支払った料金の全額は返金されません。
Adobe Stockでいつでも解約できるのは、下記の3つのプランになります。
- クレジットパック
- 月々プラン
- 無料プラン
クレジットパックは買い切り型であり、未使用のクレジットは、グループ版の場合は購入日から 1 年後、個人版の場合は6 ケ月後にクレジットが期限切れになります。
その期間が過ぎる前に解約しても違約金はかかりませんが、支払った料金は全く戻ってきません。
さらに、残りのクレジットは使用できなくなります。
また、月々プランも月ごとの契約なので、いつでも解約が可能です。さらに、無料プランも登録してから1ヶ月以内なら、解約金なしで解約することができます。
キャンセル料・違約金がかかるケースと金額
一方、年間のサブスクリプションプラン契約の際には、途中解約金が発生する場合があります。
Adobe Stockが更新になる月の前で解約する場合には、途中解約金が発生しません。
しかし、それ以外の月に解約してしまうと、途中解約金が発生してしまいます。
他のアプリの解約条件と同じになりますが、Adobe Stockの解約料金は、契約残月の半分の料金となります。
つまり、「利用プランの月額料金×残りの月数×50%」を請求されます。
10点/月のプラン(¥3,480/月)を2ヶ月利用して解約しようとする場合には、「¥3,480 × 10) × 1/2 = ¥17,400 の途中解約金が発生してしまいます。
解約後のアセットの残数はどうなる?
Adobe Stock を解約すると、ダウンロード可能な画像であるアセットの残数はゼロになってしまいます。
Adobe Stockのサブスクリプションプランの場合、その月の未使用ライセンスは翌月以降も使用でき、最長12ヶ月までアセットの繰り越しが可能です。
しかし、Adobe Stockを解約すると、未使用ライセンスの権利も失ってしまうので、アセットを使うことができなくなってしまいます。
ライセンス取得済みのアセットのダウンロード期限について
Adobe Stockでは解約をしてしまうと未使用ライセンスの権利も失ってしまいます。
では、ライセンス取得済みのアセットはいつまでダウンロードできるのでしょうか?
実は、解約してしまうとAdobe Stockのアクセス自体ができなくなってしまいます。
つまり、取得済みのアセットもダウンロードもできなくなってしまいます。
未使用ライセンスの権利と同じように、ダウンロードをして未使用のアセットを使い切ってから解約するようにしましょう。
まとめ
Adobe Stockの解約方法について、お分かりいただけましたでしょうか。
Adobe社の他のサブスクリクションのサービスと違って、Adobe Stockの解約については、把握していなければならない項目がたくさんあります。
Adobe Stockを解約したい場合には、ライセンスやアセットを使い切ってから解約することが前提です。
損をしないで解約するためにも、Adobe Stockの解約方法をしっかりと理解するようにしましょう。